パソコンがあるけど動作が遅くて悩んでいませんか?
古いノートパソコンで動きが遅いと感じている方は
メモリを増設するのが手っ取り早くて
おすすめです
就職活動などにパソコンが必須です
古くて、遅いパソコンでも
情報収集、履歴書・職務経歴書・添え状を
作ることはできますが
遅いと感じているならメモリー増設で改善できます
と言っても、パソコンに詳しくない人が
パソコンのメモリ増設するのは
ハードルが高いとおもいますので
そんな方のためにまとめてみました
結論:規格を合わせれば高確率で動きます
古いパソコンのメモリを増設する機会があったので
まとめてみました
メモリには様々規格がありますが
今ついているメモリの型番を読み取れるようになれば
増設は簡単にできます
パソコン改造に
興味がある方、パソコンが遅くて悩んでいる方は
まずはメモリ増設からチャレンジしてはいかがでしょうか
あまりにも古いパソコンにメモリ増設するなら
中古パソコンを購入したほうが安上がりになります
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中古パソコンを購入してみましたが問題ありません
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パソコン メモリとは
パソコンに必要なメモリは、簡単に説明すると
作業机の大きさになります
作業机が大きければたくさんの作業が同時にできるので
処理スピードが上がります
メモリの大きさは、2GB、4GB、8GB・・・など様々あります
メモリ増設をすると
パソコンで同時に多くの作業ができて
結果的に作業速度がはやくなります
パソコンを買い替えるよりも安価にスペックアップできます
メモリ規格 確認 windows10
今使っているパソコンが、どれぐらいのメモリを使っていて
どれぐらいメモリを追加すればいいのか
調べる方法があります
なるべく効率よくメモリを追加したいですよね
Windowsにおける、必要メモリ容量を確認する方法です
- タスクマネージャーを開き
- パフォーマンスタブをクリック
- メモリをクリック
デスクトップ画面でマウスカーソルを一番下に持っていき
右クリックするとメニューバーが出てきます
タスクマネージャーをクリックします
タスクマネージャのパフォーマンスタブから
メモリをクリックします
右上には、搭載しているメモリ
左下には使用しているメモリ容量が表示されています
パソコンに実装されている物理メモリと
ハードディスク上の仮想メモリを合わせた
総サイズをコミットといいます
同時に行っている作業状況にもよって変わってきますが
Windows10使用時に
8GBメモリのうち6.8GB使用していることがわかります
最低8GBのメモリは搭載していないと
動きが遅くなることになります
メモリ確認 windows11
Windows11でメモリ確認する方法は
基本的にはWindows10と同じです
Windowsにおける、必要メモリ容量を確認する方法は
- タスクマネージャーを開き
- パフォーマンスタブをクリック
- メモリをクリック
デスクトップ画面でマウスカーソルを一番下に持っていき
右クリックするとメニューバーが出てきます
タスクマネージャーをクリックします
タスクマネージャのパフォーマンスタブをクリックします
メモリをクリックします
右上には、搭載しているメモリ
左下には使用しているメモリ容量が表示されています
パソコンに実装されている物理メモリと
ハードディスク上の仮想メモリを合わせた
総サイズをコミットといいます
同時に行っている作業状況にもよって変わってきますが
Windows11でも最低8GBのメモリはほしいです
メモリ型番 見方
ノートパソコン本体裏側にある蓋を開けると
メモリが収納されています
メモリを取り外してみると
- メーカー名
- 製造国
- メモリの型番
が書いてあります
メモリ増設に必要な項目はシールの赤線部分
1GB 1Rx8 PC3-10600S
の意味がわかれば
対応したメモリに交換するだけです
メモリ 規格 DDR3
メモリ規格はデスクトップ用と
ノートパソコン用の規格に分かれています
ノートパソコン用メモリ規格は
S.O.DIMM (Small Outline DIMM) になります
現在ノートパソコン、メモリで主流になっている
DDR3とDDR4をまとめてみました
規格 | ピン数 | モジュール | 転送速度 GB/s | チップ | 動作周波数 MHz |
DDR3 | 204 | pc3-8500 | 8.5 | DDR3-1066 | 1066 |
DDR3 | 204 | pc3-10600 | 10.6 | DDR3-1333 | 1333 |
DDR3 | 204 | pc3-12800 | 12.8 | DDR3-1600 | 1600 |
DDR3 | 204 | pc3L-12800 | 12.8 | DDR3L-1600 | 1600 |
規格 | ピン数 | モジュール | 転送速度 GB/s | チップ | 動作周波数 MHz |
DDR4 | 260 | pc4-2133 | 17.02 | DDR4-2133 | 2133 |
DDR4 | 260 | pc4-2400 | 19.2 | DDR4-2400 | 2400 |
DDR4 | 260 | pc4-2666 | 21.3 | DDR4-2666 | 2666 |
メモリー規格の数字が大きいほど速くなります
DDR3は第3世代規格
DDR4は第4世代規格になります
- DDR3-○○、DDR4-○○はチップ規格であり
- PC3-10600、PC4-2133はモジュール規格です
メモリは
DDR4から規格の名前がわかりやすくなりました
DDR3とDDR4はピン数が違うため、互換性がありません
購入する時は間違えないようにしてください
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メモリ規格 見方 DDR3
DDR3メモリのモジュール名から、データ転送量、動作周波数がわかります
規格 | ピン数 | モジュール | 転送速度 GB/s | チップ | 動作周波数 MHz |
DDR3 | 204 | pc3-8500 | 8.5 | DDR3-1066 | 1066 |
DDR3 | 204 | pc3-10600 | 10.6 | DDR3-1333 | 1333 |
DDR3 | 204 | pc3-12800 | 12.8 | DDR3-1600 | 1600 |
DDR3 | 204 | pc3L-12800 | 12.8 | DDR3L-1600 | 1600 |
- モジュールにおけるメモリの最大データ転送速度からPC-XXX
PC3-10600メモリでは、最大転送速度10.6GB/秒
- チップ メモリの動作周波数をもとにDDR3-XXXを表しています
DDR3ー1333は、1333Mhzで動作するチップ
モジュール名に、Sが最後に付いているのは
ノートパソコン用のS.O.DIMM規格
(Small Outline Dual In-line Memory Module)のSです
メーカーによっての種類分けであり
デスクトップ用はDIMM(この場合は無印)
ノートパソコン用はS.O.DIMM(S)と
区分けする為に付けられているので
Sはついていても、ついていなくても問題ありません
ノートパソコン用の小さいサイズのメモリを選べば大丈夫です
DDR3 DDR3L 違い
DDR3メモリ、グループ内であれば ある程度互換性があります
規格 | ピン数 | モジュール | 転送速度 GB/s | チップ | 動作周波数 MHz |
DDR3 | 204 | pc3-8500 | 8.5 | DDR3-1066 | 1066 |
DDR3 | 204 | pc3-10600 | 10.6 | DDR3-1333 | 1333 |
DDR3 | 204 | pc3-12800 | 12.8 | DDR3-1600 | 1600 |
DDR3 | 204 | pc3L-12800 | 12.8 | DDR3L-1600 | 1600 |
例えばPC3-10600対応のノートパソコンは
PC3-10600とPC3-12800のメモリを混在できます
ピン数、形が同じなので搭載することはできますが
性能はPC3-10600の性能になります
性能アップというよりあくまでも代用できるというだけです
PC3Lは要注意です
同じ仲間のDDR3の中にDDR3Lがありますが
DDR3メモリは、1.5V仕様です
DDR3Lは1.35V仕様のメモリになっています
DDR3の仲間ということで混在させて使うと
パソコンが動作しない可能性があります
不要なトラブルを避けるためには
DDR3とDDR3Lの混在使用は避けた方が安心です
PC3 10600 とは
搭載メモリ 1GB 1Rx8 PC3-10600Sの意味は
- 1GB メモリ容量
- 1Rx8 モジュールランク
- PC3 世代
- -10600S 速度
に分けることができ
- 第3世代規格メモリ
- 転送速度が10.6GB/s
- 動作周波数が1333MHz
がわかりました
あとはメモリ容量と、モジュールランクです
メモリ 容量
メモリに記されている1GB 1Rx8 PC3-10600Sの
1GBとはメモリ容量になります
メモリ容量は2の乗数になっていて
- 512MB
- 1GB
- 2GB
- 4GB
などの数字になります
大きくなればなるほど大容量になりますが
メモリの種類、容量によって値段が変わってきます
使用目的を明確にすればコストパフォーマンスよく
メモリ容量を増やすことができます
Windows10で、複雑な動画編集をしないのであれば
8GBあればサクサク快適に動きます
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32ビット メモリ上限
古いパソコンのメモリ増設を考えていても
32ビットパソコンの場合は
4GB以上のメモリを搭載しても無駄になります
Windows7からWindows10にアップグレードした方は要注意です
デスクトップ画面にある
PCを右クリック→プロパティをクリックすると
パソコンが32ビットか64ビットどちらを使っているのか
すぐにわかります
Windows7の時代は32ビットから
現在主流の64ビットに切り替わる時期でした
32ビットでは
メモリのアドレス空間が2の32乗(32bit)=4GB(4,294,967,296Byte)
になっているので、4GB以上のメモリを搭載しても
OSの画面上表示されているだけです
OSが使用可能な領域は最大約3GBになりますので注意してください
Windows7からWindows10にアップグレードした時に
32bit版のWindows10で認証させてしまったら
マイクロソフトの認証サーバーには
32bitがインストールされてい情報があるので
32bit版のOSしか再インストールできません
メモリのコストをどこまでかけるか
一つの判断材料になるのではないでしょうか
1Rx8と2Rx8の意味
- 1GB メモリ容量
- 1Rx8 モジュールランク
- PC3 世代
- -10600S 速度
のうち、よくわからない表記が1Rx8のモジュールランクです
ランクの解説をなるべくわかりやすくしてみました
メモリにある1Rx8とはモジュールランクになります
メモリが一度に読み書きする単位をランクと呼びます
ランクが多ければ、より多くのデータを並列処理することができて性能が向上します
メモリ 1rx8 2rx8 違い
メモリは64bitをひとつの単位としてデータのやり取りしています
1枚のメモリモジュールで64bitになるようにDRAMが
搭載されているものを 1Rank(シングルランク)
1枚のメモリモジュールに64bitを2つ組み込んで
128bitになるようにしたものを2Rank(デュアルランク)と呼びます
1Rの隣に書いてあるx4 や x8 は
DRAM チップあたりのデータ幅 を表します
データ幅がx8であれば
8bitを8本の信号線を持ったDRAMチップを使って
64bitメモリーモジュールを形成しているので1Rになります
簡単に言うと
1Rank x8 の場合は64bit÷8bit=8枚のDRAMチップが搭載されています
同じ2GBでも1R×8 と2R×8
では、チップの数が倍になります
メモリ2GB 1R×8と2R×8の違いです
- 2GB 1Rx8 のメモリだと
256MB, 8bit のメモリチップが 8 枚搭載されます
256×8=2048MB=2GB
- 2GB 2Rx8 のメモリだと
128MB, 8bit のメモリチップが 16 枚搭載されます
128×8×2=2048MB=2GB
同じ2GBでも、黒いチップの数が違います
1R×8 2R×8 メモリ 混在
メモリモジュールのランクの違いはわかりましたが
結局1R×8と2R×8 メモリは混在しても大丈夫なのか
と疑問がわいてきます
今回メモリ増設するのが古いパソコンなので
メモリにそんなにお金をかけたくないです
そこでジャンカーに大人気の
ハードオフのジャンクコーナーを探してみたところ
- 2GB 1R×8
- 2GB 2R×8
のモジュールランク違いメモリを見つけることができました
本当に宝探しです
見つけたときの高揚感と言ったら・・・
もともと1GB 1R×8を2枚差しで2GBにしていましたが
1枚だけ交換して
- 1GB 1R×8
- 2GB 2R×8
の3GBで動くのか確認してみたところ
起動して、画面上は3GBを認識していました
- 1GB 1Rx8 PC3-10600S
- 2GB 2Rx8 PC3-10600S
は特に不具合もなく稼働はしましたが
スピード感については
2GBから、3GBに増やした程度では
変わった感じは全くありません
結局の所
2枚差しで1Rx8と2Rx8が混在しても
メモリー同士の相性が良ければ認識して問題も起きません
やってみないとわからないのが正直なところです
デュアルチャネル
ほとんどのノートパソコンメモリには
デュアルチャネルというものが存在しています
デュアルチャンネルを発動させるには条件があります
・使用しているパソコンの本体(チップセット)がデュアルチャネルに対応している
・ 同容量、同仕様のメモリー を2枚使用する
交換前に搭載していた
DDR3-10600 1GB×2枚
の組み合わせならデュアルチャネルになります
疑問が沸き上がりました
DDR3-10600 1GB×2枚のデュアルチャネル
対
1GB 1Rx8 PC3-10600S と 2GB 2Rx8 PC3-10600S の3GBでは
どちらが速いのか・・・
数値的には、デュアルチャンネルは1.2~1.7倍になります
比べた結果
デュアル2GBと3GBは体感的には遅すぎて
どちらが速いのかわかりません
結局はメモリ使用量に影響します
安い中古メモリを購入して
Windows10 32ビット機に
2GBデュアルチャンネルにして4GB
がいいのかなと思いますが・・・
そもそも、4GBに増やすより
制約がないのであれば、中古パソコンでメモリ8GB搭載機を購入
したほうが長い目で見るといいと思います
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まとめ
古いパソコンのメモリを増設する機会があったので
まとめてみました
メモリには様々規格がありますが
今ついているメモリの型番を読み取れるようになれば
増設は簡単にできます
メモリにはある程度の互換性もりルールに従えば高確率で動きます
パソコン改造に
興味がある方、パソコンが遅くて悩んでいる方は
まずはメモリ増設からチャレンジしてはいかがでしょうか
あまりにも古いパソコンにメモリ増設しても限界があります
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最後まで読んでいただきありがとうございました