Linuxでタッチパッド動かしたい
まだ余裕はありますがWindows10のサポート期限が迫ってきています。
お使いのパソコンはWindows11に対応できていますか?
今回中古パソコンでWindows11に対応させました。
Windows11未対応機をそのまま捨てるにはもったいないので
パソコンの有効活用のためWindows11未対応機を
Linuxマシーンにしてみました。
今までまともにLinuxを使ったことのない人間が
Linuxmintを導入するとどうなるのか?やってみました。
先人たちのおかげで
トラブルが解決ができたのでまとめました。
Linuxを入れてタッチパットが動かないと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
結論:富士通 Lifebook AH○○/系はこれで直るかも
Linuxのタッチパッドが反応しない問題はかなり多いようです。
富士通のLifebook AH45/Mも
Linuxmint入れた当初タッチパッドが動きませんでした。
解決方法は
Linuxmintが立ちあがったらターミナルに
$sudo nano /etc/default/grub
と入力するとパスワードを求められるので入力します。
すると英文がたくさん出てきます。
この中にある
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
を探してください。これを
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash i8042.notimeout i8042.nomux"
に変更してください。
変更したら「CtrlとXを同時押し」で終了させ
「Y」、「Enter」を押すと保存され画面が戻ります。
再び戻った画面のターミナルで以下のコマンドを実行します。
$sudo update-grub
データがアップデートされたら次は
$sudo shutdown -r now
を入力すると再起動になり
再起動後タッチパットが動くようになりました。
有効になったタッチパッド設定の切り替えは
「左下メニュー」→「設定」→「マウスとタッチパッド」から
有効&無効の設定ができます。
動かないタッチパッドに、このコードを打てば
必ず解決するという感じではなさそうです。
うまく動かなかった場合は、ほかの方法を当たってみてください。
富士通 Lifebook AH○○/系の機種でタッチパッドが反応しないで
悩んでいる方がいましたら参考にしてみてください。
Linux導入マシーン、タッチパッド設定などについて詳しくは下記をご覧ください。
Linuxmintとは
今回入れてみたLinuxはLinuxmint(リナックスミント)
バージョンはLinuxmint21.2をインストールしましたが
使っているうちにアップデート確認画面が出てきて21.3にアップデートしました。
Linuxmintには3種類(Cinnamon、Mate、Xfce )があって
基本的にはCinnamonを選べばよいかと
ただ古いマシーンにCinnamonを入れてみて遅いと感じたら
ほかの2種類から選べばよいかなと・・・
特に問題がなかったのでCinnamonで続行しています。
Linux mintは、Ubuntu/DebianベースのLinuxで
「洗練」「最新」「快適」なLinuxデスクトップ環境を提供することを目標としているので
Windowsに慣れた人でも使いやすいLinuxシステムだと思います。
以前Ubuntuを入れてみたけど
Windowsに慣れた人間にはちょっとハードルが高くて挫折しました。
左下のスタートボタンが使いやすい
さらにプリンターの設定でつまずき当時はUbuntuを諦めましたが
今回は解決することができたのでLinuxmintを使っていきたいと思います。
Ubuntuに比べてLinuxmintはWindowsに慣れた人間が違和感なく使えます。
Linuxmintを使っていくときに
Ubuntu/Debianベースっていうのがプリンター設定でも重要になってきます。
富士通 Lifebook AH45/M
今回Linuxmintを入れたマシーンが 富士通 FMV Lifebook AH45/M です。
このモデルは、2013年10月発表モデルで発売当初はWindows8.1
インテル® Core™ i3-4010U プロセッサー
メモリーは4GBです。
さすがにWindows8.1当時でもメモリ4GBはキツイので8GBに変更。
さらに、HDDは遅かったのでSSDに変更もしました。
8GBとSSDであればWindows8.1は問題なく動いてましたが
Windows10にアップデートしたところ
キーボード故障とモニター故障が発生して、部品購入して直してみました。
パソコンは何とか自力で直せました。
ここまで手を入れていくと何だか愛着がわきますよ
その後は問題なく動かしていましたが
Windows11にアップデートできるか問題が発生・・・
Windows11で問題になるのがCPUです。
Windows11に対応したCPUは第8世代以降のCPUなので
富士通 FMV Lifebook AH45/M は
インテル® Core™ i3-4010U プロセッサー
ということでこれは第4世代になり
CPUが未対応のためWindows11にアップデートすることができません。
無理やりアップデートすることも可能ではありますが
諦めてLinuxmintマシーンを作ってみることにしました。
Ubuntu タッチパッド 認識しない 解決法
Linuxmint導入したのは良いけど・・・
タッチパッドが動かない?
諦めてもいいけど、諦めきれないので調べてみました。
すると
Linuxのタッチパッドが反応しない問題はかなり多いようです。
どうも、i8042互換チップにバグがあり
存在しないデバイスが認識され、きちんと割り当てがされないらしい。
富士通のLifebook AH45/MもLinux入れた当初やはりタッチパッドが動きませんでした。
LinuxmintがUbuntu/DebianベースなのでUbuntuでも発生するらしいですが
解決方法は基本的に同じようです。
それでは、以下が解決方法です。
まず、Linuxmintを立ちあげたらターミナル(赤矢印部分)をクリックしてください。
出てきた画面に
$sudo nano /etc/default/grub
と入力して「Enter」を押してください。
インストール時に設定したパスワードを求められるので
入力したら「Enter」を押します。
すると英文がたくさん出てきます。
英文の中にある
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
を探してください。(白い英文の中にあると思います)これを
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash i8042.notimeout i8042.nomux"
に変更してください。
変更したら「CtrlとXを同時押し」で終了させ
「Y」、「Enter」を押すと保存され画面が戻ります。
再び戻った画面のターミナルで以下のコマンドを実行します。
$sudo update-grub
を入力して「Enter」を押すとデータがアップデートされ次は
$sudo shutdown -r now
を入力して「Enter」を押すと再起動がかかり
再起動後タッチパットが動くようになりました。
Linuxmintタッチパッド設定「有効&無効」
Linuxmintのタッチパッド設定は「有効」&「無効」で切り替えができます。
「左下メニュー」→「設定」→「マウスとタッチパッド」をクリック
出てきた画面上部の「タッチパッド」をクリック
「有効」の右にある▼をクリックすると「有効&無効」を切り替えできます。
「入力中はタッチパッドを無効化」がすでに有効になっているので
文字入力中にイライラすることはありません。
これで、Windowsを使っていた時と同じように
Linuxmintでもタッチパッドが使えるようになりました。
まとめ
Linuxのタッチパットが動かない場合は機種により
いろいろやり方があるらしく
どれでうまく動くかわかりませんので
ダメもとでやってみるしかないと思います。
富士通 Lifebook AH○○/系の機種でタッチパッドが反応しない場合は
今回の対応で動くと思います。
絶対とは言えませんが・・・・
再起動後タッチパットが動くようになりました。
有効になったタッチパッド設定の切り替えは
「左下メニュー」→「設定」→「マウスとタッチパッド」から
有効&無効の設定ができます。
Linuxのタッチパッド動かない問題は機種によっていろいろあるらしく
ダメもとでやってみるしかない部分があると思います。
私も一度、コードを入れてみましたがタッチパッドは反応せず
最初からインストールしなおして
今回のコードを変更したらタッチパッドが動いたので
諦めずに探してみてください。