測量士補のお勉強中にドローンに関する問題が出てきます
ドローンを扱えたらおもしろそうと思い調べてみると
無線の資格が必要です
無線の資格は思っていたより気軽に簡単に取得できたので
なにか資格取得したい
資格勉強の勉強グセをつけたい方におすすめします
第二級陸上特殊無線技士を独学で合格できたので
勉強方法、取得するメリットなどをまとめてみました
これから第二種陸上特殊無線技士資格の取得を検討されている方の参考になれば幸いです
結論
ドローンを扱う予定がある、扱いたい方は
陸上無線技士、アマチュア無線資格が必要になる場合があります
陸上無線技士、アマチュア無線資格は
問題も似ているのでほぼ同時期に取得が可能です
それほど難しい試験でもなく、CBT試験で試験申し込みから最短2週間で合格でき
テキストがなくても問題集を解けば受かることのできる試験です
無線について詳しく知りたい、無線資格を制覇したい
無線について深く勉強したい方はテキストも必要かと思います
気軽に受験できるので
なにか資格を持ちたい、勉強グセをつけるきっかけに
陸上特殊無線技士はよいと思います
陸上特殊無線技士資格は、消防設備士の甲種試験の受験要件にもあたるので
受験資格のない場合に
消防設備士試験の甲種を最速で受けたい方にもおすすめです
第二級陸上特殊無線技士 難易度

第二級陸上特殊無線技士の難易度はやさしいです
ドローンを扱う場合、無資格で扱えるものが大半ですが
なかには第三級陸上特殊無線技士の資格が必要になります
陸上特殊無線技士の資格が必要な場合は
第三級陸上特殊無線技士を取得する手間とさほど変わらないのに
使用周波数帯も広く送信出力が大きい
第二級陸上特殊無線技士をおすすめします
試験では、ほぼ決まった問題が出てくるので
2週間、問題集を数回とけば合格点に達することができるぐらいの難易度です
陸上特殊無線技士 2級 3級 違い

2級と3級の違いは簡単に言うと
使用周波数帯と送信出力です
3級は近距離通信を主に行うため、送信出力も小さく電波障害対策も不要
2級のほうが長距離通信で
上位資格になるので扱える周波数帯と送信出力が大きいです
送信出力が大きくなると電波障害などの弊害も出てくるので
電波障害の対策や通信機器の設置についても出題されます
第二級陸上特殊無線技士 ドローン

ドローンを飛ばすだけなら基本的には資格はいりませんが
使用する周波数帯により無線従事者免許が必要になります
現在ドローンが使用可能な周波数帯が
2.4GHz帯:一般向けドローン
5.7GHz帯:産業用ドローン
5.8GHz帯:レース向けFPV対応ドローン
それぞれの周波数帯に使用用途があり
数多く市販されている2.4GHz帯のドローンでは基本免許不要です
ただし、2.4Ghz帯でも技適マークのないものは免許が必要になってきます
5.7GHz帯は、産業用ドローンで使用していて
5.7GHz帯は技適マークが付いていても
第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要です
5.8Ghz帯は、レース向けFPV対応ドローンで主に使用され
5.8GHz帯も技適マークが付いていても免許が必要です
FPVドローンは第四級アマチュア無線技士以上の資格が必要です
第三級陸上特殊無線技士 アマチュア無線 違い

第三級陸上特殊無線技士とアマチュア無線技士の違いは
無線の使用目的によりかわってきます
第三級陸上特殊無線技士は業務用無線
アマチュア無線技士は個人の趣味に限定されています
法律上は区分けされていますが・・・・
陸上特殊無線技士を取得するなら
アマチュア無線も取ってしまえばいいのかなと思いました
なぜなら
どちらも総務省管轄で
提出書類形式もほぼ同じ、宛先も同じ
同時に申請取得すれば郵送代などが一度で済みます
出題問題もかなり似ていて、気軽に受けられるCBT方式で受けられる試験なので
あとあと2種類の免許が必要になるかもしれないなら
さほど苦にならない同時期取得がおすすめです
第二級陸上特殊無線技士 独学

第2級陸上特殊無線技士は独学でも
短期間で合格圏に達することができます
基本的には問題集をひたすら解けば大丈夫です
詳しく無線の勉強をしたい場合はテキストも必要ですが
さくっと合格だけしたい方は問題集だけで大丈夫です
試験内容も似ているので
アマチュア無線の資格もほぼ同時期で狙えます
陸上特殊無線技士2級 CBT

無線資格のうちCBT試験で受けられるものが
- 第二級海上特殊無線技士
- 第三級海上特殊無線技士
- 第二級陸上特殊無線技士
- 第三級陸上特殊無線技士
- 第三級アマチュア無線技士
- 第四級アマチュア無線技士
であり、陸上特殊無線技士の2級と3級
アマチュア無線の3級4級であればCBTでいつでも受験できます
試験問題のレベルが2級と3級、でほぼ変わりがない
アマチュア3級と4級でもさほど変わらない
といわれているので、どうせなら上位資格をおすすめします
ただしCBTの利用登録をしたあと
試験申し込みから最短試験日は2週間後になります
同時取得が行ける方なら、同じ試験センターで
試験日を同じ日に設定すれば交通費も節約できます
申込み後2週間で問題集を解いていけば合格圏に達すると思います
埼玉県民で海にあまり用がないので
海上特殊無線技士は今の所取得予定なし
簡単と言われている危険物乙4よりお手軽だと思います
問題集の厚さが薄く、試験問題数もすくないです
これから資格取得の勉強を始めるきっかけ
勉強グセをつけるためにいいと思います
第二級陸上特殊無線技士 勉強方法 おすすめ参考書

ドローン操縦であれば第三級陸上特殊無線技士資格でたりるのですが
第二級陸上特殊無線技士と
第三級陸上特殊無線技士の級による難易度はどれぐらいなのか
調べてみるとほとんどないと言われています
なので第三級陸上特殊無線技士を目指すのであれば
CBT試験でそれほど難易度の変わらない
第二級陸上特殊無線技士を目指したほうがよいと思います
第三級陸上特殊無線技士より
第二級陸上特殊無線技士のほうが無線機の出力が大きいので扱える幅が広がります
実際に第二級陸上特殊無線技士の試験を受けましたが
問題集をひたすらやり込めば合格できる試験です
第二級陸上特殊無線技士 合格精選240題を2週間やりました
手っ取り早く試験に合格したい方は問題集のみで合格できます
実際問題集だけで合格できました
わからないところが出てきたら、問題の解説を読む
インターネットで調べれば詳しく解説が出てきます
ドローンにはアマチュア無線資格も必要な場合があるので同時期に
アマチュア無線三級の資格の勉強をすすめると
第二級陸上特殊無線技士の勉強が役立ちます
無線のことをちゃんと勉強したいという方
問題集と一緒にテキストが必要です
オーム社のやさしく学ぶ第二級陸上特殊無線技士試験が定番のようです
陸上特殊無線技士2級 CBT 試験時間
2級陸上特殊無線技士の試験時間は1時間です
試験時間が1時間あるので
見直し、計算問題が出ても余裕を持って対処することができます
ただ、出題数と問題からして
ほとんどの人は1時間かからないと思います
早い人であれば10分ぐらいで見直しまで終わる方もいると思います

私の場合は見直しも含めて15分ぐらいで退出しました
試験終了後すぐに退出しないでください
退出前に試験結果をプリントアウトしてください
試験終了後に、印刷ボタンなどは表示されません
1度試験問題がすべて終わったあと
再度、試験問題のボタンをクリックすると
試験結果を印刷する項目があるので
試験結果を印刷してから退出してください
受付で印刷した試験結果をもらうことができます
第2級陸上特殊無線技士合格点

2級陸上特殊無線技士試験では
試験後すぐに印刷された試験結果をもらうことができますが
合格しているかその場ではわかりません
確認できるのは得点だけです
第二級陸上特殊無線技士試験で110点を取りましたが
合格の判断が試験後すぐには出てこないのでモヤモヤします
CBT後1週間後くらいにメールで合格通知が来ましたが
試験直後はモヤモヤしたので
私の得点110点で合否ラインを確認してみました
第二級陸上特殊無線技士資格の合格点は
法規60点満点で40点以上
工学60点満点で40点以上
法規と工学が両方合格基準点以上で合格です
法規 | 工学 |
60 | 50 |
55 | 55 |
50 | 60 |
110点ならこの3パターンで合格になります
法規と工学がそれぞれ12問ずつ計24問出て1問あたり5点
両方とも8問以上正解で合格になります
つまり、120点満点中
100点以上なら合格が確定
80点以上100点未満の方は合格発表までモヤモヤ
80未満は不合格確定になります
消防設備士甲種 受験資格

第二級陸上特殊無線技士資格はドローンやタクシー
警察、消防の無線業務などに使いますが
意外な使いみちとして
消防設備士甲種(特類以外)の受験資格にもなることです
消防設備士には甲種と乙類の2種類があり
乙種は点検業務です
消防設備士乙6の資格は消火器の点検資格になり
消防設備士を目指す場合は乙6の消火器から取得する方が多いと思います
乙種であれば受験資格は特になく身近な消火器なのでおすすめです
消防設備士甲種は設備の点検や保守だけでなく、工事まで行うことができます
甲種を取得していなければ行えない業務も存在するため
企業によっては資格手当の支給をするところもあります
甲種消防設備士の受験資格は
- 電気工事士
- 電気主任技術者
- 教員免許状
- 無線従事者(アマチュア無線は除く)
- 建築士
- ガス主任技術者
- 給水技術者
- 旧制度の消防設備士
この中で
早く消防設備士甲種の受験資格を得られる方法が
無線従事者にあたる
「陸上特殊無線技士」資格を取得してから消防設備士の甲種の受験ルートになります
電気工事士資格である
第2種電気工事士資格でもいいのですが筆記と実技があるので時間がかかりますので
急いで消防設備士甲種の受験資格がほしい方には
陸上特殊無線技士がおすすめルートになります
消防設備士に合格して免状交付を受けた場合に講習が必要になります
初回の講習が「免状交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内」
私が受けた乙6では2月試験で3月結果発表のため
合格していると、初回講習は思っていたより早く来ます
2回目以降の講習は
「講習を受けた日以後における最初の4月1日から5年以内」に受講が必要です
だたし、 消防設備士講習の期限が切れてしまった場合は違反点数が加点されますが
講習を受けなかっただけで免状返納命令が出るということはないです
詳しくは消防設備士講習行ってきたのでこちらを参考にしてください
まとめ
ドローンを扱う予定がある、扱いたい方は
陸上無線技士、アマチュア無線資格が
必要になる場合があります
陸上無線技士、アマチュア無線資格は
問題も似ているのでほぼ同時期に取得が可能です
それほど難しい試験でもなく、CBT試験で最短2週間で合格できます
テキストがなくても問題集を解けば受かることのできる試験です
無線について詳しく知りたい
勉強したい方はテキストも必要かと思いますが
気軽に受験できるので
なにか資格を持ちたい方
勉強グセをつけたい方にもおすすめします
陸上特殊無線技士は消防設備士の甲種試験の受験要件にもなります
消防設備士試験の甲種の受験資格を最速でクリアしたい方にもおすすめです
最後まで読んでいただきありがとうございました